炭は人類を救う19

第19回 “炭”のスーパーパワーが加齢臭の元を絶つ
中高年の悩みである加齢臭。
そのイヤな臭いを強力に消してくれるのが“炭”の持つスーパー消臭パワーです。
炭は内部にミクロの孔がたくさん空いた「多孔質」構造を持っていて、1グラムあたりの内部表面積はテニスコートよりも大きく、その広大な表面積に大量の物質を吸い込んで閉じ込める強力な吸着作用を持っています。
これまで述べたように「腸の汚れ」は加齢臭発生の隠れた原因となっていますが、炭はこうした吸着作用によって腸内の腐敗物質を強力に吸着して分解・浄化することで消臭。加齢臭を解消してくれるのです。
さらに、「腸の汚れ」は「活性酸素」異常発生の主要原因の一つにもなっています。腸内の腐敗物質から発生した大量の活性酸素は血流に乗って全身の皮膚に到達。皮脂を酸化して、加齢臭の元となるノネナールに変えてしまうのです。
これに対して、強力な吸着作用を持つ“炭”は、腸内の腐敗物質を内部に吸収して閉じ込め、便とともに体外に排出することで頑固な腸の汚れを解消。腸内腐敗物質から発生する活性酸素を減少させることで、加齢臭の原因物質であるノネナールの発生を減らして、加齢臭を改善してくれます。
予防医療先進国の欧米では加齢臭の隠れた原因となっている腸の汚れを解消するため、「腸内デトックス」が医学的に推奨されていますが、そのための器具や下剤はさまざまな副作用が指摘されています。そんな中、腸内デトックスの画期的手段としていま注目されているのが強力な消臭作用や吸着作用を持つ“炭”です。
炭を使った「腸内デトックス」では、炭をサプリとして摂取することで器具や下剤の副作用の心配をすることなく、腸の汚れを簡単かつ安全に取り除くことが可能となります。そして、嫌な匂いの元となる腐敗物質や活性酸素の発生を抑えて、中高年の悩みである加齢臭を解消してくれるのです。
加齢臭に悩むあなたも一度、「炭腸内デトックス」を試してみては?

炭は人類を救う18

第18回 ぞー!全身に廻った腐敗物質から悪臭が
加齢臭などの体臭の原因は汗をかく皮膚に問題があるためだというイメージがあります。
もちろん体臭は皮膚の問題によって起こりますが、皮膚以外の体内の問題も大いに関係しています。とくに見逃せないのが腸の汚れです。
前回も述べたように腸の汚れによって腸内で発生した腐敗物質は血流に乗って全身に廻ります。腐敗物質は肺へも送られ、そこで呼気にニオイが混じって口から外へ出ることで口臭となってしまいます。さらに、腐敗物質が皮膚表面に送られると、毛細血管から汗を出す汗腺へ入り込みますが、実は汗は血液から作られています。そのため、腐敗物質が混じった臭い汗が作られ、それが体外に排出されることで加齢臭となってしまうのです。
また、体内に張り巡らされたリンパの主な役目は免疫と排泄にあります。このうち排泄では、細胞からの老廃物の90%が静脈で運ばれ、残り10%の大きなゴミ(老廃物、細胞の死骸、細菌やウイルス、化学物質など)がリンパで運ばれます。血液に混じった腐敗物質もこのリンパによって排泄されますが、腐敗物資が多いとリンパ管が詰まってしまい、体内に滞留。代わりに口や皮膚から排泄されて加齢臭が強くなってしまうのです。
このように腸の汚れが生み出した腐敗物質の放つ各種の匂いが、ノネナールの匂いにくわえて加齢臭の隠れた原因となっていたのです。
ちなみに、加齢臭の元となるノネナールは「活性酸素」が皮膚の皮脂を酸化することによって作られますが、腸の汚れはこの活性酸素発生の主な原因にもなっています。
腸内の腐敗物質から大量の活性酸素が発生していて、活性酸素の異常発生の約90%は腸内だとさえいわれているのです。そして、腸内で発生した大量の活性酸素は腐敗物質に混じって血流に乗って全身に巡り、皮膚の毛細血管から皮膚表面へ到達。皮脂を酸化してノネナールに変えることで加齢臭が発生するのです。
ホントに困りましたね。いったいどうすれば加齢臭を改善することができるのでしょうか?
次回は加齢臭を防止してくれる炭のスーパーパワーについてご説明しましょう。

炭は人類を救う17

第17回 腸内の「悪玉菌」が腐敗物質を作り出す
最近の日本人のように腸内の善玉菌のえさとなる食物繊維の摂取が減って消化の悪いタンパク質や脂質の摂取が増えると、消化を助ける腸内の善玉菌が減る一方、腸内に滞留したタンパク質や脂質をえさにする悪玉菌が増殖してしまいます。
そして、増殖した悪玉菌は腸内の滞留物を発酵させて、さまざまな腐敗物質を作り出します。たとえばタンパク質は体内でアミノ酸に変わりますが、悪玉菌はこのアミノ酸を腐敗させて悪臭物質であるアンモニアを作り出すのです。
さらに、悪玉菌はアンモニアにくわえて、インドール、スカトール、硫化水素、トリプトファン、フェノール メチルメルカプタンなどの腐敗物質を滞留物から作り出し、そこから悪臭を放つ有毒ガスが発生します。
これらの腐敗物質は腸壁から吸収されて血液中に入り込み、門脈を通って肝臓へと送られます。通常の健康な肝臓は血液からこれらの腐敗物質を分別して排泄する役割を果たしていて、たとえばアンモニアは肝臓で尿素に変えられて腎臓から尿とともに体外に排泄されるのです。
しかし、なにかの原因でこうした肝臓の働きが弱まると、腐敗物質を分別する機能が低下。アンモニアが血液から分離されずに血流に乗ったまま心臓から全身へと回り、体内を巡ることになって、体中の血管や細胞に腐敗物質が溜まってしまいます。
次回は加齢臭のメカニズムについてさらに詳しくご説明しましょう。

炭は人類を救う16

第16回いま日本人の腸は汚れている!
中高年を悩ます加齢臭発生の隠れた犯人が「腸の汚れ」です。
これまで述べてきたように加齢にくわえて、排便習慣や不規則な食習慣などが腸の汚れを引き起こして加齢臭を助長する原因となりますが、これらにくわえて見逃せないのが最近の日本人の食生活の変化です。
近年の食の欧米化によって、最近の日本人は消化の悪い肉などのタンパク質や脂質を過剰に摂取しています。このため、消化により多くの時間がかかるようになっており、消化物の多くが腸内に滞留してしまいます。
また、野菜などに含まれる「食物繊維」は腸壁を刺激してぜん動運動を促すほか、便に柔らかさを与えて排泄しやすくしたり、腸の内壁にこびりついた滞留物をかき出して吸着、便とともに排泄してくれます。さらに、食物繊維は腸内の善玉菌のえさとなって、その活動を活発化。消化活動を促してくれますが、最近の日本人はこうした食物繊維の摂取が不足しているのです。
そして、これらの理由のため、最近の日本人の腸はぜん動運動が低下しており、消化物がスムーズに腸内を移動できずに腸内に長時間滞留。水分が腸壁に吸収されて排便しにくい固い便になって、腸のひだの間に黒い塊となってニカワのようにべったりとこびりついています。  
次回はいよいよ加齢臭発生の具体的メカニズムに迫ってゆきましょう。

炭は人類を救う15

第15回 現代人のストレスが腸を汚す原因に
「腸の汚れ」が招く臭い、臭い加齢臭。
そんな加齢臭を引き起こす腸の汚れの原因の一つとして、現代人の「不規則な生活リズム」があります。
前回も述べたように忙しい現代人は食事の時間が一定しないため、食生活のリズムを崩しがちです。朝ごはんを食べないという人も多く、朝食抜きの若者は20%にも達するといいます。「ダイエットをしているから」と3食食べない女性も珍しくありませ。しかし、朝食を抜いたり、ダイエットなどで食事の量や回数が少ないと、腸の働きが低下してしまいます。そのうえ、きちんと3食を食べる規則正しい食生活をしていないと、腸の働きを司る自律神経が乱れて腸の働きが低下。未消化物が腸内に滞留して、腸が汚れてしまうのです。
くわえて、睡眠不足や夜更かしなどの不規則な生活によって生活リズムが狂うことでも、自律神経が乱れて腸の働きが低下。未消化物で腸内が汚れてしまいます。
さらに、忙しい現代人の周りは仕事や学業、家庭、対人関係、暮らし、病気などが引き起こすさまざまなストレスに溢れています。人間はストレスを感じると、腸の働きを司る自律神経のうちの交感神経が緊張して、腸の働きが低下してしまいます。そしてストレスが長期にわたって蓄積されると、交感神経の緊張が続くことで自律神経のバランスが狂い、腸の働きまで低下してしまうのです。
そして、その結果、腸が消化物を消化したり、運んだりする機能も鈍って、未消化物が腸内に滞留。腸が汚れてしまうのです。
次回は腸の汚れが加齢臭を生み出すメカニズムについてお話ししましょう。
 

炭は人類を救う14

第14回 夜食が知らぬ間に腸を汚す
加齢臭を生み出す「腸の汚れ」の原因には加齢や排便習慣をはじめとするさまざまなものがありますが、現代人の「不規則な食習慣」も腸を汚す大きな原因となっています。
腸をはじめとする器官は、脳ではなく「自律神経」という神経によってその働きを司られることで黙っていても機能してくれています。たとえば食べ物が胃に入ると反射的に自律神経のうちの副交感神経が働き、胃結腸反射(胃から腸に排便を促す反応)が起こって腸のセロトニン(神経伝達物質)を刺激、セロトニンが腸に命令して自然にぜん動運動が始まり、便が直腸へと運ばれてゆきます。さらに、わたしたちが寝ている間もモリチンというホルモンが出て知らぬ間に消化を行ってくれています。
腸は腸を司る自律神経の影響を受けやすい器官ですが、この自律神経の働きに重要な役割を担っているのが「体内時計」です。自律神経は交感神経と副交感神経からなっており、状況に応じて切り替わりますが、この自律神経の切り替えに人間の体の中にある「時計遺伝子」がかかわっているのです。
たとえば朝になって朝日を浴びたり、朝食を食べたりすると、脳の中枢の時計遺伝子や腸にある抹消時計遺伝子がリセットされ、一日のリズムを刻み始めます。交感神経と副交感神経は12時間ごとに切り替わっているといわれ、朝は交感神経が優位になり、体や心も活発になって一日の活動を支えます。交感神経はお昼過ぎがもっとも活発といわれ、その後夕方頃から次第に副交感神経が優位になって真夜中にもっとも活発になります。
こうした規則正しい生活のリズムが自律神経のバランスを保っているのですが、忙しい現代人は残業などで夜遅く夕食を食べることも多く、なかなか規則正しい生活リズムを守ることができません。
ヒトは食事をすると交感神経が高まりますが、夜遅く食べると夜間に交感神経が高まってしまい、この時間に行われるはずの副交感神経への切り替えがうまく行われません。結局、交感神経が高く副交感神経が低いまま眠りにつくことになり、腸の働きが低下して消化が十分に行われず、未消化物が腸内に停滞してしまうのです。
このようにわたしたちが陥りがちの不規則な生活が腸を汚す大きな原因となっているのです。
次回は腸の汚れを引き起こす怖い生活習慣についてお話ししましょう。

炭は人類を救う13

第13回 年をとると、腸も年をとる
中年男性の悩みのタネである加齢臭を生み出す「腸の汚れ」。
その数ある原因の中でも見逃せないのが「加齢」です。人間の腸は年をとればとるほど、老化してゆきます。当たり前と言えば当たり前のことですが、腸壁の粘膜や筋肉は20代をピークに次第に弾力性を失って萎縮してゆくのです。とくに排泄にかかわる直腸や下行結腸の弾力性が低下すると、排泄能力が衰えて便が出にくくなってしまい、高齢者の多くが慢性の便秘に悩んでいるといいます。
くわえて、年をとると腸を司る神経細胞の数も減少してしまいます。その結果、腸のセンサー機能が低下して、消化物に対する腸の筋肉の反応が鈍くなってゆきます。そして、こうした老化現象によって食物を消化する力が落ちてしまい、未消化物が腸内に滞留。腸が汚れてしまうのです。この加齢によって腸が汚れるという事実は、加齢臭と腸の汚れの間になんらかの関係があることを示唆しています。
 腸が汚れる原因のもう一つは「排便習慣」です。忙しい現代人は、朝ゆっくりと便を出す時間もないまま出勤や通学せざるをえません。さらに会社や学校でも便を出す機会がなかなかないため、定期的な排便習慣を持つことができないという悲しい現状。排便は便意をもよおしたときにするのが一番なのですが、自然に便意をもよおすのは一日に1-2回くらいしかないため、現代人はそのチャンスを逃してしまいがちなのです。そして、いつも便意を我慢することで次第に直腸肛門反射(直腸に便が入ることで肛門が排便に備える反応)がなくなってしまい、慢性の便秘になって腸の汚れが悪化してゆくのです。
 次回は腸を汚す思わぬ悪習慣についてご説明しましょう。

炭は人類を救う12

第12回 現代人の腸は汚れている
年をとるにつれてわたしたちの体から発生しはじめる「加齢臭」・・
それは現代の無臭社会においてもっとも嫌われているといわれる臭いです。そして、その臭いの元が「ノネナール」という物質。そのノネナールを皮膚の脂を酸化して作り出すのが加齢臭の隠れた犯人「活性酸素」です。でも、加齢臭の犯人は活性酸素だけではありません。実は加齢臭発生にはもう一人の隠れた犯人がいるのです。それが「腸の汚れ」です。
なんで腸が汚れると、加齢臭が発生するの?
そう聞いて、訳が分からないという方も多いでしょう。
以下にどうして「腸の汚れ」が加齢臭を発生させるのかをご説明しましょう。
「腸」は消化物を「ぜん動運動」という働きによって移動させながら栄養や水分を吸収するとともに、老廃物を便にして体外に排出する重要な役割を担っています。ところが、近年なぜか日本人の腸は汚れ始めていて、女性の50%が便秘を患っていると言われているのです。
 いったいなぜ日本人の腸は汚れ始めているのでしょうか?
腸が汚れる原因としては、加齢、食生活、水分不足、排便習慣、医薬品、病気、薬の副作用、下剤の乱用、不規則な生活習慣、睡眠不足、運動不足、ストレス、飲酒喫煙、食べ過ぎなどなど、驚くほどいろいろあります。睡眠不足、運動不足、飲酒喫煙、ストレス・・どれも忙しい現代人には思い当たるものばかりですが、こうしたさまざまな原因が日本人の腸を汚れさせ、ひいては加齢臭の原因になっているのです。
では、これらの原因がどうして腸を汚すのか。次回は腸の汚れが加齢臭を生み出すメカニズムについてご説明しましょう。

炭は人類を救う11

第11回 「腸の汚れ」も加齢臭の犯人だった
加齢臭の犯人は活性酸素以外にもう一人いた!
前にも述べたとおり活性酸素が増えると過酸化脂質も増えて、加齢臭の元であるノネナールも増加。加齢臭が強まってしまいます。
このため、活性酸素が発生する原因である食品添加物、環境汚染物質、紫外線、放射線や電磁波、化学物質、ウイルス、ストレス、激しい運動、薬品、便秘、偏った食生活、飲酒喫煙などの生活習慣などによって活性酸素が体内に増加すると、脂肪酸の酸化を推進。ノネナールが増えて加齢臭が強まってしまいます。
実際に加齢臭の強い人をみてみると、焼き肉などの脂ぎった食事、酒やタバコ、夜更かし、運動不足、睡眠不足、仕事中心の生活などなど、典型的なオヤジ型の生活習慣を送っている人が多いように見受けられます。こうしたオヤジ型生活習慣が活性酸素を過剰発生させ、ノネナールを増加させて加齢臭を強めているというメカニズムが見てとれるのです。
皮脂の脂肪酸を酸化して加齢臭の元であるノネナールを増加させ、加齢臭の隠れた犯人となっている活性酸素ですが、実はこの活性酸素以外にも加齢臭発生の犯人がもう一人いることをご存知でしょうか?
活性酸素以外の加齢臭発生の犯人・・それは「腸の汚れ」です。
なぜ「腸の汚れ」が加齢臭発生の犯人になるのか?
次回は腸の汚れが加齢臭を発生させるメカニズムについてお話ししましょう。

炭は人類を救う10

第10回 なんで中高年だけが臭いのか?

加齢臭の隠れた犯人「活性酸素」!
さまざまな疾患や老化を引き起こすばかりか、「加齢臭」の原因にもなっている活性酸素ですが、わたしたちの体もやられてばかりはいません。実はヒトの体内には活性酸素を除去する働きが備わっていて、スーパーオキサイド・ディスムターゼ(SOD)などといった「抗酸化酵素」が体内で発生する活性酸素を退治してくれているのです。
ところが、ヒトの体内の抗酸化酵素は加齢とともにその分泌量を減らしてゆき、たとえばSODは20代をピークに40代で約半分に減少。その後も10年に半分のペースで減っていってしまいます。その結果、天敵がいなくなった活性酸素が勢いを増して細胞をどんどん酸化することで、病気や老化が起こりやすくなってしまうのです。
勢いに乗った活性酸素はノネナールの基である「脂肪酸」も酸化してしまいます。40歳を過ぎると加齢臭が発生するのは、体内の抗酸化酵素が40歳を過ぎて急激に減少したため、勢いを得た活性酸素が脂肪酸の酸化を強めることでノネナールの発生が増加するからだったのです。さらに、40歳を過ぎるともう一つのノネナールの基である「9ヘチサデシン酸」の分泌量も増加するため、さらに加齢臭が発生しやすくなってしまいます。
一方、若い人は皮脂の分泌量が多く、とくに思春期は「ニキビの季節」ともいわれるほどニキビの元となる皮脂の分泌量が多い年代です。しかし、皮脂の分泌量が多いのにもかかわらず彼らに加齢臭が発生しないのは、若い人のほうが活性酸素を退治する抗酸化酵素の分泌量が多く、脂肪酸が酸化されて過酸化脂質に変えられにくいためなのです。
若い人が羨ましい?ホント歳は取りたくないですよね。
次回は活性酸素以外のもう一人の加齢臭の犯人についてお話ししましょう。