第15回 現代人のストレスが腸を汚す原因に
「腸の汚れ」が招く臭い、臭い加齢臭。
そんな加齢臭を引き起こす腸の汚れの原因の一つとして、現代人の「不規則な生活リズム」があります。
前回も述べたように忙しい現代人は食事の時間が一定しないため、食生活のリズムを崩しがちです。朝ごはんを食べないという人も多く、朝食抜きの若者は20%にも達するといいます。「ダイエットをしているから」と3食食べない女性も珍しくありませ。しかし、朝食を抜いたり、ダイエットなどで食事の量や回数が少ないと、腸の働きが低下してしまいます。そのうえ、きちんと3食を食べる規則正しい食生活をしていないと、腸の働きを司る自律神経が乱れて腸の働きが低下。未消化物が腸内に滞留して、腸が汚れてしまうのです。
くわえて、睡眠不足や夜更かしなどの不規則な生活によって生活リズムが狂うことでも、自律神経が乱れて腸の働きが低下。未消化物で腸内が汚れてしまいます。
さらに、忙しい現代人の周りは仕事や学業、家庭、対人関係、暮らし、病気などが引き起こすさまざまなストレスに溢れています。人間はストレスを感じると、腸の働きを司る自律神経のうちの交感神経が緊張して、腸の働きが低下してしまいます。そしてストレスが長期にわたって蓄積されると、交感神経の緊張が続くことで自律神経のバランスが狂い、腸の働きまで低下してしまうのです。
そして、その結果、腸が消化物を消化したり、運んだりする機能も鈍って、未消化物が腸内に滞留。腸が汚れてしまうのです。
次回は腸の汚れが加齢臭を生み出すメカニズムについてお話ししましょう。
炭は人類を救う15
23 金曜日 5月 2014
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